1日3食　朝：パン･果物　　昼/夜：ごはんか麺類　
　外洋に出る前はご飯を炊き、おにぎりや煮物などそのまま食べられるものを用意し、ポットにお湯をいっぱいにしておいた。荒天準備も同じ。順番は、１：お湯→２：ご飯。
　アンカレッジでは、買い物ができればごちそう、できないところではそれなりに現地の人や他のヨットのご招待、持ち寄りパーティーもあり楽しかった。

ひと鍋和風スパゲッティ：
　スパゲッティをゆでている最後に干椎茸(薄切り)キャベツ、人参、たまねぎ、カットワカメなどを入れ、一緒に湯で上げてザルにとる。水を切って空の鍋に戻しツナ缶、だしの素、しょうゆ、マヨネーズ、砂糖（かくし味）を入れて混ぜ、皿に盛って海苔やゴマ細ネギをかける。（あるものを使う）冷めてもおいしい。

島寿司（小笠原風）：
　マグロ、ワフー（カマスサワラ）を寿司ネタに切り、酒を少し入れたしょうゆに漬け、わさびかカラシで握る。

ランチョンミートおにぎり：
　薄切りにしたランチョンミートをしょうゆで焼付け、おにぎりにのせ、海苔で帯をまく。どちらも持ち寄りパーティーによく作った。

炊飯器の工夫：
　圧力鍋に水1Cを入れ、フッ素樹脂加工の内鍋に米と水をセットして炊いていた。
　フッ素樹脂加工だと洗うのが楽、水も節約でき、保温効果もあってGood ! 出る前に実験してデータをとった。内鍋はキャンプ用の柄が着脱できるもの。このセットはフライパンもそのまま食卓に出せるので大活躍だった。重ねると1つになり収納にもいい。（鍋大小・フライパン大小とハンドル）

　浄水器は必携、ブリタのポット式を使用した。トーストはフライパンがおいしい。

　いも類、たまねぎ、カボチャ、りんご、ニンニク（冷暗所のカゴ）、現地の果物。
　海外のジャムは糖度が高いので、開けても常温でOK。

　味噌は冷蔵（長期は冷凍）しないと変質する。
　キャベツは切口だけに水で湿らせたティッシュとラップを貼り、新聞紙で包んで野菜保存袋に入れ冷暗所においた。はがして使い、切ったら冷蔵庫へ。キャベツは南太平洋では意外に売っていない。
　卵は常温で転卵、店売りは古いのでなるべく冷蔵庫に入れた。
　細ネギは少しでもあると便利なので根元を残し鉢植えにしておいた。入国前には刻んでビンに入れ、しょうゆ、おろしショウガ、すりゴマ、砂糖と混ぜてバンバンジーダレにして冷蔵庫に入れ、土は海にレッコ。

　NZ外洋仕様のヨットだったのでチャートテーブルの下が60Lくらいの深いフリーザー、その前面がドア式の奥行きの浅いフリッジで使い易くとてもよかった。（エンジンコンプレッサー式）　出港前に大修理をして朝夕30分づつエンジンをかけ問題なく使用できた。保冷シートも入れて間の緩みをカバーした。場所によって温度が違う(真ん中は緩む)ので使い分けが必要。生肉は長期保存せず、真空パックのハム・ソーセージやスモークサーモン･カニカマボコを冷凍した。（ちらし寿司などごちそう用）

　乾物（かつお削り節、海苔・わかめ・コンブなど海藻、切干し大根など野菜、小豆）
　ちらし寿司の素、いなりあげ、カレールウ、インスタント味噌汁吸い物、常温保存の漬物、漬物の素(粉)、おにぎり用ふりかけ・雑炊の素、餅･あん、お好み焼き･天ぷら粉・和食の惣菜缶詰と何でも有効。
　中国製缶詰　竹の子・ランチョンミート(お勧め)、中華惣菜いろいろ。
　インスタントラーメンやカップ麺もAUS・アジア生産の物はある。AUS･NZ製インスタントパスタ・ライス(ひと鍋でできて便利、味はいろいろ)　カップスープ、パスタなどのソース(ミックス･缶)　ロングライフミルク、全脂粉ミルク(料理用、離島のプレゼントにも喜ばれる)

売っていない物：
　あめ(キャラメルはある)、ハム・ソーセージ類、豚（トリも冷凍1羽売り）、カレールウ、ソース、チューブのカラシ、レトルト食品（NZもない）

買える物：
　米（ショートライス）、干しいたけ・キクラゲ、そうめん･うどん（のようなもの）・せんべい(AUS製)　現地orアジア生産のインスタントラーメン･カップ麺、缶ビン詰め。チューブのわさび(味は違う)、しょうゆ(キッコーマン・ヤマサ)　韓国AUS製は甘いので注意